2009年5月6日水曜日
水琴窟 suikinkutu
水琴窟とは、図のように手水鉢で使った水が下のカメに落ち、ポチョンポチョンと音がする装置です。
今回は音の良し悪しを考えるため、後からでも自由に中の配置を変更できるようなものとして、また年月の経過による泥の堆積も観察できるものを考えてみたいと思います。
まず、通常の設計ですと、カメは完全に土の中に埋設され、上をモルタルや漆喰で塞いでしまいます。一度作ったら二度と中の配置を変えることは出来ません。
後からでもカメを自由に動かして中の様子を調べられること、録音や増幅用にマイクの挿入口を設けること、その二つを念頭に設計しました。排水はポンプで汲み上げます。
耐水ベニヤで蓋を作り、その上に瓦や石で飾りをします。今回は仮に耐水ベニヤで施工しましたが、耐久性や音の面から考えますと、コンクリートのパネルなどのほうが良いと思います。
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水と自然のファンタスティック、これらの音符...:)
返信削除バジル